獣医あるある②結果論で話が決まる

blog 動物病院あるある

動物の診察をしていると、よく聞かれるのが、検査をすれば原因が分かるのか、治療をすれば治るのか、手術をすれば良くなるのか、とよく聞かれるけれども、そんなの!私だって!聞きたい!

例えば、安全な麻酔を心がけていて99%問題は出ません、と言ったところで1%に当たってしまった人は、自分のペットが麻酔で問題が起きる確率100%になってしまうでしょう?

確率なんて最期まであてにならないし、飼い主さんにとっては自分の動物がどうなるのかが大切なのであって、他の動物で大丈夫だったからと言われても納得できるものでもないハズ。

治療して良化すれば「先生に診てもらって本当に良かった、感謝している」

治療の効果もなく亡くなってしまうと「あの先生にうちのコは殺された」

とか言われちゃう。

結果論なのです。

それでも、真摯な説明や動物への接し方、治療で治したいという熱意があれば、だいたいは結果が悪くても恨まれることはない。

分かってくれている飼い主さんが多い。

逆に治療が成功して、動物が良化したとしても、獣医師としておごってはいけないなと思うのは

「その子の体力や生命力があったから良くなっただけで、獣医師はその力を後押ししただけ。獣医師の力だけが治したわけでは無い」ということ。

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